石川県、高波と大雪及び雷に関する気象情報が発表

気象概況

3日は日本海を低気圧が東に進み、その後4日から7日頃にかけては、日本付近は強い冬型の気圧配置となり、北陸地方の上空約5000mには氷点下36度以下のこの冬一番の強い寒気が流れ込む見込みです。

このため、石川県では4日から6日頃にかけては平地も含めて大雪となる所があるでしょう。予想より寒気が強まったり雪雲が同じ地域に流れ込み続けた場合は、警報級の大雪となる可能性があります。

また、4日は海上を中心に強い風が吹き、海はしけとなる所があるでしょう。5日から6日頃にかけては警報級の高波となるでしょう。予想より冬型の気圧配置が強まった場合は、警報級の高波となる期間が早まる可能性があります。

3日は日本海の低気圧に向かって湿った空気が流れ込むため、石川県では大気の状態が非常に不安定となり、局地的に積乱雲が発達するでしょう。

波の予想

4日に予想される波の高さ

加賀 4m

能登 4m うねりを伴う

雪の予想

4日18時から5日18時までに予想される24時間降雪量は多い所で、

加賀平地 30cm

加賀山地 70cm

能登平地 30cm

能登山地 50cm

防災事項

石川県では、4日から6日頃にかけて大雪による交通障害や高波に注意・警戒し、5日から6日頃は高波に警戒してください。令和6年能登半島地震や令和6年9月の能登の記録的な大雨で損傷を受けた家屋では積雪の重みによる倒壊に、能登の海岸施設の周辺では越波による浸水に注意が必要です。また、大雪による農業施設等への被害、電線や樹木への着雪、なだれ、路面の凍結に注意してください。

3日昼過ぎからは落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。ひょうの降るおそれもありますので、農作物等の管理にも注意してください。

補足事項

今後発表する防災気象情報に留意してください。

次の「高波と大雪及び雷に関する石川県気象情報」は3日6時頃に発表する予定です。

お知らせ

令和6年能登半島地震に伴い、石川県では大雨警報・注意報の土壌雨量指数基準や洪水警報・注意報の流域雨量指数基準および高潮警報・注意報の基準を通常より引き下げた暫定基準で運用している市町があります。