ChatGPT(Saradasish Pradhan, Unsplash) , Illustration by The HEADLINE

ChatGPT の deep research は、ナレッジワーカーに破壊的な影響をもたらすのか? - はい、ただし限界もある

公開日 2025年02月10日 22:37,

更新日 2025年02月10日 22:37,

有料記事 / AI / テクノロジー

この記事のまとめ
💡 OpenAI の deep research、コンサルやリサーチ、メディア業界などに破壊的影響

⏩ クイックリサーチやデスクトップリサーチ、早々に代替される可能性
⏩ 特定業界よりも特定のコンテンツに影響か
⏩ インサイダーへのアクセスや権威性・専門性の重視など、人間の価値も

OpenAI は今月2日、ChatGPT でインターネット上の最新情報を集めて長文のリサーチをおこなう新機能 deep research(ディープリサーチ、以下 dr )を発表した。

同機能は、すでに各国で絶賛されており、特にコンサルティング業界やリサーチ業界、研究分野などのナレッジワーカーに多大な影響を及ぼすと予想されている。ここにはメディアや報道、出版、IT、金融などの情報や知識、データを生業にしている広範な業界が含まれるだろう。

結論から言うと、同機能はナレッジワーカーに破壊的な影響をもたらし、業務の価値そのものや人間に求められる役割、業務プロセスを大きく変化させると考えられる。(*1)一方、その限界も示唆されており、人間の価値が改めて際立っている側面もある。

一体、どのような変化が予想されるのだろうか。

(*1)おそらく本記事は、生成AIを日常的に広く活用し、その事業インパクトを慎重に検討している人々にとっては、それほど驚きの結論をもたらすものではない。一方で dr は、そうした議論がすでに活発化している業界や専門家以外の人々にとって、多大な影響を及ぼすものと予想される。そのため本記事の想定読者は、そうした人々となっている。

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✍🏻 著者
編集長
1989年東京都生まれ。2015年、起業した会社を東証一部上場企業に売却後、2020年に本誌立ち上げ。早稲田大学政治学研究科 修士課程修了(政治学)。日テレ系『DayDay.』火曜日コメンテーターの他、『スッキリ』(月曜日)、Abema TV『ABEMAヒルズ』、現代ビジネス、TBS系『サンデー・ジャポン』などでもニュース解説。関心領域は、メディアや政治思想、近代東アジアなど。
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