岸田首相は10月3日の所信表明演説で、リスキリング(reskilling)支援に5年で1兆円を投じる計画を発表した。
一般的に、リスキリングとは仕事のために新たな技能を学び直すことを指す。それにより1人ひとりの労働者の生産性を高めるとともに、斜陽産業から成長産業への労働移動を促し、将来的に失業率を抑えることが狙いだ。首相がリスキリングの必要性を訴えるのは初めてではなく、経済再生のための政策として重視されていることが窺える。
この言葉は徐々に注目を集めるようになり、2022年の流行語大賞にもノミネートされている。
しかし、そもそもリスキリングとはなんだろうか?それはどのような種類の学び直しを意味しているのか。そしてなぜ現在注目を集めているのか。