石川県、大雪と雷及び突風に関する気象情報が更新
公開日 2025年02月20日 11:39,
更新日 2025年02月21日 16:47
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2月21日16時41分、金沢地方気象台は、石川県に発表されている警報・注意報の経過、予測、防災上の留意点などを解説するために発表していた気象情報を更新した。
金沢地方気象台の発表内容
石川県の平地では22日朝から昼過ぎにかけて、23日は山地も含めて大雪による交通障害に注意・警戒してください。また、石川県では22日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。
気象概況
日本付近は23日にかけて冬型の気圧配置が続き、北陸地方の上空約5500mには氷点下33度以下の寒気が流れ込み断続的に強まる見込みです。
能登南部では大雪の峠は越えましたが、石川県では22日から23日にかけて再び大雪となる所があるでしょう。
予想より寒気が強まったり、雪雲が同じ地域に流れ込み続けた場合は、警報級の大雪となる可能性があります。
また、石川県では22日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、積乱雲が発達する所がある見込みです。
雪の実況
21日16時現在の24時間降雪量(アメダスによる速報値)
加賀中津原 7cm
金沢 6cm
七尾 5cm
白山市河内 4cm
珠洲 1cm
輪島 0cm
雪の予想
21日18時から22日18時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
加賀平地 20cm
加賀山地 30cm
能登平地 20cm
能登山地 20cm
その後、22日18時から23日18時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
加賀平地 20cm
加賀山地 30cm
能登平地 20cm
能登山地 20cm
防災事項
石川県の平地では22日朝から昼過ぎにかけて、23日は山地も含めて大雪による交通障害に注意・警戒してください。令和6年能登半島地震や令和6年9月の能登の記録的な大雨で損傷を受けた家屋では積雪の重みによる倒壊にも注意が必要です。また、大雪による農業施設等への被害や視程障害、電線や樹木等への着雪、路面の凍結に注意してください。
石川県では22日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。ひょうの降るおそれもありますので、農作物等の管理にも注意してください。
補足事項
今後発表する防災気象情報に留意してください。
この情報は「大雪に関する石川県気象情報」を引き継ぐものです。
次の「大雪と雷及び突風に関する石川県気象情報」は、22日6時頃に発表する予定です。
お知らせ
令和6年能登半島地震に伴い、石川県では大雨警報・注意報の土壌雨量指数基準や洪水警報・注意報の流域雨量指数基準および高潮警報・注意報の基準を通常より引き下げた暫定基準で運用している市町があります。