⏩ EV を目指して開始、途中から完全自動運転も追求し、方針が二転三転
⏩ 自動運転を備えた EV の一般販売という技術的課題に直面
⏩ AI 市場の輝きも受け、自動車に賭け続ける理由を失う
2月28日、Apple が電気自動車(EV)の製造開発を断念したと報じられた。スティーブ・ジョブズ亡き後、Apple にとって最大の取り組みの1つだったプロジェクトを中止するとあって、衝撃が走った。
Apple は同プロジェクト(コードネーム・Titan)を2014年頃から推進しており、2020年には「画期的なバッテリー技術」を搭載した自動車生産を2024年までにおこなうとしていた。だが、それはついに叶わなかった。
Tesla のイーロン・マスクCEO は今回の動きを “祝福” しており、敬礼とタバコの絵文字で反応した。
プロジェクトに従事していた約2,000人の従業員たちは、一部が生成 AI プロジェクトへ異動するという。ハードウェア・エンジニアや車両デザイナーたちの今後は不透明だ。
Apple による自動車開発プロジェクトは、なぜ幻に終わったのだろうか。