米ジャーナリスト、ロシアで拘束されてから6ヶ月が経過 = スパイ容疑で
公開日 2023年09月29日 17:29,
更新日 2023年09月29日 17:57
The Wall Street Journal(WSJ)紙の記者エヴァン・ガーシュコビッチ氏が、ロシアで拘束されてから6ヶ月が経過した。冷戦後、ロシアで米国人ジャーナリストがスパイ容疑で逮捕されたのは初めての出来事だ。
WSJ 紙は、紙面で大々的なキャンペーンを展開しており(下図)、同氏の釈放を求めている。米国政府はロシアによるスパイ容疑という主張を強く否定しており、バイデン政権はもちろん、欧州各国やNATOもロシアの行動を強く非難している。
ガーシュコビッチ氏の支援画像(The Wall Street Journal)
ガーシュコビッチ氏は、ソ連生まれの亡命ユダヤ人の息子で、米・ニュージャージー州で育った。米・ボウディン大学を卒業後、The New York Times 紙や AFP 通信などで勤務し、2022年からは WSJ 紙で働いている。逮捕されるまでの6年間ロシアに暮らしており、当時はモスクワ支局でウクライナ戦争を取材していた。
米当局をはじめとして関係者は活発に動いているものの、ホワイトハウスは同氏の釈放が「困難」になる可能性があると指摘している。
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Tunmbail : ガーシュコビッチ氏の支援画像(The Wall Street Journal)