新潟県、大雨と強風及び高波に関する気象情報が更新

気象概況

梅雨前線が華中から対馬海峡を通り北日本にのびており、前線上の低気圧が日本海北部を東北東に進んでいます。前線が1日朝にかけて北陸地方を南下する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となるため、新潟県では、1日朝にかけて激しい雨が降る所があるでしょう。雨雲が予想よりも発達したり、停滞したりした場合には警報級の大雨となるおそれがあります。

また、令和6年能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。

雨の実況

降り始め（6月30日10時）から7月1日05時までの降水量（アメダスによる速報値）

村上市高根 52.5mm

佐渡市両津 42.5mm

粟島 39.5mm

村上市三面 38.0mm

新発田市赤谷 37.5mm

雨の予想

1日に予想される1時間降水量は多い所で、

下越 30mm

中越 30mm

上越 30mm

佐渡 10mm

1日6時から2日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、

下越 40mm

中越 40mm

上越 40mm

佐渡 10mm

風の予想

1日に予想される最大風速（最大瞬間風速）

下越 陸上 13m （25m）

下越 海上 17m （30m）

中越 陸上 10m （20m）

中越 海上 17m （30m）

上越 陸上 10m （20m）

上越 海上 17m （30m）

佐渡 陸上 15m （25m）

佐渡 海上 18m （30m）

波の予想

1日に予想される波の高さ

下越 4m

中越 3m

上越 3m

佐渡 4m

防災事項

新潟県では1日昼前にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、1日朝にかけて強風に、夕方にかけて高波に注意してください。県内では昼前まで落雷や突風にも注意してください。

補足事項

今後発表する防災気象情報に留意してください。

これで「大雨と強風及び高波に関する新潟県気象情報」は、終了します。

お知らせ

令和6年能登半島地震に伴い揺れの大きかった新潟県内の市町村では、地震による地盤の緩みを考慮し、大雨警報・注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています。