また・九州北部地方、引き続き30日午後にかけて線状降水帯および大雨災害の危険性

公開日 2024年08月28日 11:23,

更新日 2024年08月29日 12:02

発表から1日以上が経過した情報です。

8月29日11時36分、福岡管区気象台は、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性を発表した。また・九州北部地方では、暴風、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高潮に厳重に警戒する必要がある。

台風第10号は、30日昼前にかけて、九州北部地方を横断する見込みです。暴風、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高潮に厳重に警戒してください。うねりを伴った高波に警戒してください。また、九州北部地方では、引き続き30日午後にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。

気象概況

強い台風第10号は、29日11時には、天草市付近を1時間におよそ15kmの速さで北へ進んでいるものと推定されます。九州北部地方では、広い範囲で風速25m以上の暴風域に入っています。これまでの大雨で土砂災害、浸水害、洪水災害の危険度が高まっている所があります。

今後、台風は30日にかけて九州北部地方を横断する見込みです。

このため九州北部地方では、30日未明にかけて、猛烈な風が吹き、海上ではうねりを伴う大しけが続く見込みです。飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転するおそれがあります。不要不急の外出は控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。高潮にも厳重に警戒してください。

また、台風本体や台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が非常に不安定となっており、引き続き大雨となるおそれがあります。

台風の動きが遅いため、九州北部地方では長い時間にわたって、猛烈な風や非常に強い風、うねりを伴う大しけ、大雨が続く見込みです。

雨の実況

27日06時から29日11時までの降水量(アメダスによる速報値)

福岡県

添田町野田 157.0mm

添田町英彦山 144.5mm

福岡市早良脇山 110.5mm

大分県

由布市湯布院 491.0mm

佐伯市宇目 491.0mm

佐伯市佐伯 455.0mm

熊本県

湯前町湯前横谷 460.5mm

あさぎり町上 297.0mm

球磨村一勝地 210.5mm

長崎県

雲仙岳 219.5mm

南島原市口之津 110.5mm

風の実況

28日00時から29日11時までの最大瞬間風速と最大風速(アメダスによる速報値 単位:m)

山口県

柳井

最大瞬間風速 22.0m 東北東 (29日10時00分)

最大風速 12.4m 東北東 (29日10時22分)

福岡県

宗像

最大瞬間風速 22.8m 北東 (29日09時43分)

最大風速 13.1m 北東 (29日10時41分)

大分県

佐伯市蒲江

最大瞬間風速 35.8m 南南東 (29日06時02分)

最大風速 15.3m 南南東 (29日09時38分)

佐賀県

佐賀市駅前中央

最大瞬間風速 31.0m 北東 (29日10時44分)

最大風速 22.4m 北東 (29日10時54分)

熊本県

熊本空港

最大瞬間風速 30.3m 東 ※欠測値を含む (29日09時23分)

最大風速 21.6m 東 ※欠測値を含む (29日09時18分)

長崎県

雲仙岳

最大瞬間風速 38.0m 北東 (29日05時53分)

最大風速 23.3m 東北東 (29日05時54分)

風の予想

29日に予想される最大風速(最大瞬間風速)

対馬海峡 25m (35m)

九州西海上 35m (50m)

豊後水道 22m (35m)

瀬戸内海 25m (35m)

有明海 35m (50m)

陸上 30m (45m)

30日に予想される最大風速(最大瞬間風速)

対馬海峡 25m (35m)

九州西海上 30m (45m)

豊後水道 25m (35m)

瀬戸内海 25m (35m)

有明海 30m (45m)

陸上 30m (45m)

31日に予想される最大風速(最大瞬間風速)

対馬海峡 15m (25m)

九州西海上 15m (25m)

豊後水道 18m (30m)

瀬戸内海 18m (30m)

有明海 15m (25m)

陸上 15m (30m)

波の予想

29日に予想される波の高さ

対馬海峡 6m うねりを伴う

九州西海上 7m うねりを伴う

豊後水道 7m うねりを伴う

瀬戸内海 4m うねりを伴う

有明海 3m

30日に予想される波の高さ

対馬海峡 6m うねりを伴う

九州西海上 6m うねりを伴う

豊後水道 7m うねりを伴う

瀬戸内海 4m うねりを伴う

有明海 3m

31日に予想される波の高さ

対馬海峡 4m うねりを伴う

九州西海上 3m うねりを伴う

豊後水道 5m うねりを伴う

瀬戸内海 3m うねりを伴う

有明海 1.5m

雨の予想

29日に予想される1時間降水量は多い所で、

山口県 60mm

福岡県 60mm

佐賀県 60mm

長崎県 60mm

大分県 80mm

熊本県 80mm

30日に予想される1時間降水量は多い所で、

山口県 60mm

福岡県 60mm

佐賀県 60mm

長崎県 60mm

大分県 80mm

熊本県 80mm

29日12時から30日12時までに予想される24時間降水量は多い所で、

山口県 300mm

福岡県 300mm

佐賀県 300mm

長崎県 250mm

大分県 400mm

熊本県 400mm

その後、30日12時から31日12時までに予想される24時間降水量は多い所で、

山口県 200mm

福岡県 200mm

佐賀県 120mm

大分県 200mm

熊本県 200mm

線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県 30日午後にかけてです。

防災事項

暴風、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高潮に厳重に警戒し、うねりを伴った高波に警戒してください。

落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。

発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

補足事項

今後、発表する警報、注意報、気象情報などに留意してください。台風の進路や、土砂災害、浸水害、洪水災害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。

次の情報は、29日16時30分頃に発表する予定です。

訂正

30日に予想される陸上の(最大瞬間風速)を訂正しました。

福岡管区気象台の発表内容

台風第10号は、30日昼前にかけて、九州北部地方を横断する見込みです。暴風、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高潮に厳重に警戒してください。うねりを伴った高波に警戒してください。また、九州北部地方では、引き続き30日午後にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。

気象概況

強い台風第10号は、29日11時には、天草市付近を1時間におよそ15kmの速さで北へ進んでいるものと推定されます。九州北部地方では、広い範囲で風速25m以上の暴風域に入っています。これまでの大雨で土砂災害、浸水害、洪水災害の危険度が高まっている所があります。

今後、台風は30日にかけて九州北部地方を横断する見込みです。

このため九州北部地方では、30日未明にかけて、猛烈な風が吹き、海上ではうねりを伴う大しけが続く見込みです。飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転するおそれがあります。不要不急の外出は控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。高潮にも厳重に警戒してください。

また、台風本体や台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が非常に不安定となっており、引き続き大雨となるおそれがあります。

台風の動きが遅いため、九州北部地方では長い時間にわたって、猛烈な風や非常に強い風、うねりを伴う大しけ、大雨が続く見込みです。

雨の実況

27日06時から29日11時までの降水量(アメダスによる速報値)

福岡県

添田町野田 157.0mm

添田町英彦山 144.5mm

福岡市早良脇山 110.5mm

大分県

由布市湯布院 491.0mm

佐伯市宇目 491.0mm

佐伯市佐伯 455.0mm

熊本県

湯前町湯前横谷 460.5mm

あさぎり町上 297.0mm

球磨村一勝地 210.5mm

長崎県

雲仙岳 219.5mm

南島原市口之津 110.5mm

風の実況

28日00時から29日11時までの最大瞬間風速と最大風速(アメダスによる速報値 単位:m)

山口県

柳井

最大瞬間風速 22.0m 東北東 (29日10時00分)

最大風速 12.4m 東北東 (29日10時22分)

福岡県

宗像

最大瞬間風速 22.8m 北東 (29日09時43分)

最大風速 13.1m 北東 (29日10時41分)

大分県

佐伯市蒲江

最大瞬間風速 35.8m 南南東 (29日06時02分)

最大風速 15.3m 南南東 (29日09時38分)

佐賀県

佐賀市駅前中央

最大瞬間風速 31.0m 北東 (29日10時44分)

最大風速 22.4m 北東 (29日10時54分)

熊本県

熊本空港

最大瞬間風速 30.3m 東 ※欠測値を含む (29日09時23分)

最大風速 21.6m 東 ※欠測値を含む (29日09時18分)

長崎県

雲仙岳

最大瞬間風速 38.0m 北東 (29日05時53分)

最大風速 23.3m 東北東 (29日05時54分)

風の予想

29日に予想される最大風速(最大瞬間風速)

対馬海峡 25m (35m)

九州西海上 35m (50m)

豊後水道 22m (35m)

瀬戸内海 25m (35m)

有明海 35m (50m)

陸上 30m (45m)

30日に予想される最大風速(最大瞬間風速)

対馬海峡 25m (35m)

九州西海上 30m (45m)

豊後水道 25m (35m)

瀬戸内海 25m (35m)

有明海 30m (45m)

陸上 30m (45m)

31日に予想される最大風速(最大瞬間風速)

対馬海峡 15m (25m)

九州西海上 15m (25m)

豊後水道 18m (30m)

瀬戸内海 18m (30m)

有明海 15m (25m)

陸上 15m (30m)

波の予想

29日に予想される波の高さ

対馬海峡 6m うねりを伴う

九州西海上 7m うねりを伴う

豊後水道 7m うねりを伴う

瀬戸内海 4m うねりを伴う

有明海 3m

30日に予想される波の高さ

対馬海峡 6m うねりを伴う

九州西海上 6m うねりを伴う

豊後水道 7m うねりを伴う

瀬戸内海 4m うねりを伴う

有明海 3m

31日に予想される波の高さ

対馬海峡 4m うねりを伴う

九州西海上 3m うねりを伴う

豊後水道 5m うねりを伴う

瀬戸内海 3m うねりを伴う

有明海 1.5m

雨の予想

29日に予想される1時間降水量は多い所で、

山口県 60mm

福岡県 60mm

佐賀県 60mm

長崎県 60mm

大分県 80mm

熊本県 80mm

30日に予想される1時間降水量は多い所で、

山口県 60mm

福岡県 60mm

佐賀県 60mm

長崎県 60mm

大分県 80mm

熊本県 80mm

29日12時から30日12時までに予想される24時間降水量は多い所で、

山口県 300mm

福岡県 300mm

佐賀県 300mm

長崎県 250mm

大分県 400mm

熊本県 400mm

その後、30日12時から31日12時までに予想される24時間降水量は多い所で、

山口県 200mm

福岡県 200mm

佐賀県 120mm

大分県 200mm

熊本県 200mm

線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県 30日午後にかけてです。

防災事項

暴風、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高潮に厳重に警戒し、うねりを伴った高波に警戒してください。

落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。

発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

補足事項

今後、発表する警報、注意報、気象情報などに留意してください。台風の進路や、土砂災害、浸水害、洪水災害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。

次の情報は、29日16時30分頃に発表する予定です。

訂正

30日に予想される陸上の(最大瞬間風速)を訂正しました。

2024/08/29 11:36 福岡管区気象台 発表

🚨 お住まいの方は、気象情報などにご注意下さい

  • 崖や川の近くなど、危険な場所にいる方(土砂災害警戒区域や浸水想定区域など、災害が想定される区域にいる方)は、地元市町村から発令されている避難情報に従い、直ちに適切な避難行動をとってください。
  • 周りの状況を確認し、避難場所への避難がかえって危険な場合は、少しでも崖や沢から離れた建物や、少しでも浸水しにくい高い場所に移動するなど、身の安全を確保してください。
  • 市町村から避難情報が発令されていなくても、今後、急激に状況が悪化するおそれもあります。キキクル(危険度分布)や水位情報等の情報を確認し、少しでも危険を感じた場合には、自ら安全な場所へ移動する判断をしてください。
  • 大雨の被害は、お住いの地域によって種類や危険度が異なります。たとえば河川の近くや低地は浸水被害、山沿いは土砂災害の危険性が高まります。またご高齢の方や避難に時間を要する方は、早めの避難開始が望ましくなっています。

💡 線状降水帯とは

線状降水帯とは、発達した雨雲(積乱雲)が組織化した積乱雲群が、数時間にわたりほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域のことです。

毎年のように線状降水帯による顕著な大雨が発生し、数多くの甚大な災害が生じています。周辺地域に住む方は、今後の気象情報や警戒情報に十分注意して下さい。

線状降水帯に関する各種情報(気象庁)

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