⏩ 冷え込む中国景気から先行きを懸念、中国株に見切り
⏩ リスク警告も無視して、活況を呈する日本株へ「避難」
⏩ 今後も中国経済にはマイナス要素が並ぶ
中国の投資家たちが、日本株に殺到している。
上海証券取引所は1月18日、日経平均連動型の上場投資信託(ETF)について、売買を一時停止する措置を講じた。これは2日連続のことだ。加熱する取引に対して、運用会社が「盲目的に投資すると、重大な結果に苦しむ可能性がある」とリスク警告を出したにもかかわらず、投資家たちは無視して日本株を追っている。(太字は引用者による、以下同様)
そもそも ETF とは、取引所(Exchange)で取引される(Traded)信託(Fund)を指し、日経平均株価や S&P500 などの指数と連動するよう運用される特徴を持っている。中国の場合、ほとんどの投資家は外国株式口座を持たず、資本規制を課せられているため、中国国内の取引所で売買できるオンショア上場投資信託(ETF)が、便利な投資方法として好まれる。
なぜ中国の投資家たちは、躍起になって日本株を追い求めているのだろうか。