⏩ Vogue など手がける Condé Nast、AP通信、TIME など OpenAI と契約
⏩ 合法的にデータが欲しい AI 企業と収益を得たいメディアの利害が一致
⏩ メディア自らを苦しめる「大きな間違い」?
8月20日(現地時間)、OpenAI は Vogue や The New Yorker、Wired などの著名メディアを所有する大手・Condé Nast との提携を発表した。詳細は不明だが、Condé Nast のロジャー・リンチCEO によれば、「複数年のパートナーシップ」だという。
これにより、OpenAI は同社が手がける ChatGPT と、試作段階の検索機能・SearchGPT のトレーニングに、メディアのデータを使用することができる。
Condé Nast の動きは、AP通信、Wall Street Journal 紙などを所有する News Corp、TIME 誌、Financial Times 紙ら大手メディアに続くものだ。
これらのメディアは、新たな収入源としてコンテンツ利用料に期待することができる。一方で、こうした AI 企業との提携は「悪魔の取引」だとも指摘されており、論争を巻き起こしている(太字は引用者による、以下同様)。
なぜ、メディアと AI 企業のパートナーシップは論争的なのだろうか。