米Amazonは今月5日、ロボット掃除機「ルンバ(Roomba)」などを開発する米iRobotの買収に合意したと発表した。買収額は約17億ドル(約2,300億円)にのぼる。iRobotは家庭用ロボットを開発するテック企業だが、軍事用ロボットや子ども用のおもちゃを開発・販売していた過去もある。
iRobotとはどのような企業で、これまでどのような歴史を歩んできたのだろうか?同社の製品や沿革などを見ていこう。
ルンバを生んだiRobot
iRobot社(同社HPより)
iRobot(正式名称:iRobot Corporation、アイロボット・コーポレーション)は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ベッドフォードに本社を置く、家庭用ロボットの設計開発を担う企業だ。従業員数は2021年時点で1,300名を超えており、時価総額は約16億ドル(約2,160億円)となっている。