米・Starbucks 社は今月8日、Web3 を活用したロイヤリティプログラム Starbucks Odyssey(スターバックス・オデッセイ)のβ版テストを開始した。今年9月から事前申し込みを受け付けており、年内のサービス提供が発表されていた。β版は米国内の限られたメンバーにのみ公開されているが、来年1月からは申し込み者に順次招待が送られる予定だ。
同プログラムは、従来のポイント制度 Starbucks® Rewards(スターバックス・リワード)を進化させたサービスだ。会員は、コミュニティに参加して NFT を売買したり、新たな体験にアクセスできる。
Starbucks Odyssey とはどのようなプログラムなのだろうか? そして、なぜ同社は、積極的に Web3 に参入しようとしているのだろうか?
これまでの取り組み
Starbucks社の Web3 参入は、これまでの取り組みの延長線上にある。同社の目指す方向性を理解するため、同社が以前から進めてきたデジタル化の流れを振り返ろう。
パンデミック以前からデジタル化に投資
まず押さえておきたいのは、同社がパンデミック以前からデジタル化に積極的な投資をしてきたことだ。