宮城県、大雨と雷及び突風に関する気象情報が更新
公開日 2024年06月01日 16:07,
更新日 2024年06月03日 16:22
6月3日16時17分、仙台管区気象台は、宮城県に発表されている警報・注意報の経過、予測、防災上の留意点などを解説するために発表していた気象情報を更新した。
仙台管区気象台の発表内容
宮城県では、大気の状態が非常に不安定となっています。東部では、4日明け方にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、宮城県では、3日夜遅くまで竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。
気象状況
低気圧が日本海中部にあって、ほとんど停滞しています。今後、日本海の低気圧は不明瞭となりますが、3日夜までには別の低気圧が三陸沖で発生し、4日にかけてゆっくり東南東へ進む見込みです。また、東北地方の上空約5500mには氷点下18度以下の、この時期としては強い寒気が流れ込んでおり、低気圧に向かって流れ込む湿った空気の影響もあり、大気の状態が非常に不安定となっています。
実況
降り始め(2日6時)から3日16時までの降水量(アメダスによる速報値)
石巻市雄勝 113.5mm
女川 112.5mm
塩釜 102.0mm
大崎市鹿島台 77.5mm
仙台市泉ケ岳 63.5mm
南三陸町志津川 63.0mm
予想と防災事項
雨と雷の予想
東部では、雷を伴って強い雨が降り、大雨となる所がある見込み。雨雲が予想以上に発達した場合には、警報級の大雨となる可能性がある。
3日から4日にかけて予想される1時間降水量は、多い所で、
東部 20mm
3日18時から4日18時までに予想される24時間降水量は、多い所で、
東部 60mm
防災事項
東部では、4日明け方にかけて、警報級の大雨となる可能性があります。大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、宮城県では、3日夜遅くにかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、急な強い雨、ひょうによる農作物や農業施設等への被害に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
補足事項
今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては「気象庁ホームページ」などを確認してください。
これで、「大雨と雷及び突風に関する宮城県気象情報」は終了します。