鹿児島県(奄美地方を除く)、大雨と突風に関する気象情報が更新
公開日 2024年09月20日 16:19,
更新日 2024年09月21日 11:08
9月21日11時2分、鹿児島地方気象台は、鹿児島県(奄美地方を除く)に発表されている警報・注意報の経過、予測、防災上の留意点などを解説するために発表していた気象情報を更新した。
鹿児島地方気象台の発表内容
薩摩地方では22日昼前から23日にかけて、大隅地方では22日昼過ぎから23日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。また、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、21日昼過ぎから23日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
気象概況
黄海にある台風第14号が東北東へ進み、21日夜には朝鮮半島付近で温帯低気圧に変わる見込みです。この温帯低気圧からのびる前線が22日夜には九州南部付近まで南下し、23日にかけて停滞するでしょう。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
このため、薩摩、大隅地方では、22日明け方から23日にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨が降るおそれがあります。雨雲が予想以上に発達した場合や激しい雨が同じ場所で降り続いた場合には、大雨警報や洪水警報を発表する可能性があります。また、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、21日昼過ぎから23日にかけて局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
雨の予想
22日に予想される1時間降水量は多い所で、
薩摩地方 30mm
大隅地方 30mm
21日12時から22日12時までに予想される24時間降水量は多い所で、
薩摩地方 150mm
大隅地方 120mm
その後、22日12時から23日12時までに予想される24時間降水量は多い所で、
薩摩地方 120mm
大隅地方 120mm
防災事項
注意事項:土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
桜島では、土石流に注意してください。
補足事項
今後、発表する警報、注意報、気象情報などに留意してください。土砂災害や浸水害、洪水災害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の情報は、21日16時30分頃に発表する予定です。
お知らせ
令和6年8月8日の地震で揺れの大きかった大崎町では、大雨警報・注意報の土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています。