奄美地方(鹿児島県)、大雨と突風に関する気象情報が更新
公開日 2024年11月08日 14:03,
更新日 2024年11月08日 23:28
11月8日23時21分、名瀬測候所は、奄美地方(鹿児島県)に発表されている警報・注意報の経過、予測、防災上の留意点などを解説するために発表していた気象情報を更新した。
名瀬測候所の発表内容
南部では、9日昼前にかけて土砂災害に厳重に警戒してください。また、9日明け方にかけて低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
気象概況
奄美地方では、暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。
アメダスでは与論島で降り始めからの総降水量が400mmを超える記録的な大雨となっており、与論町では土砂災害の危険度が非常に高くなっている所があります。
南部では、9日昼前にかけて、局地的に非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるでしょう。
また、北部と南部では、9日夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
雨の実況
降り始め(7日16時)から8日23時までの降水量(アメダスによる速報値)
与論島 408.5mm
11月の観測史上1位の更新状況(アメダス速報値:8日22時30分現在)
1時間降水量 与論島 90.0mm(8日14時04分)
3時間降水量 与論島 149.5mm(8日18時30分)
6時間降水量 与論島 286.5mm(8日18時20分)
雨の予想
8日から9日にかけて予想される1時間降水量は多い所で、
北部 30mm
南部 50mm
9日0時から10日0時までに予想される24時間降水量は多い所で、
北部 120mm
南部 180mm
防災事項
厳重警戒:土砂災害
警戒事項:低い土地の浸水、河川の増水や氾濫
注意事項:落雷、竜巻などの激しい突風
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
補足事項
今後発表する警報、注意報、気象情報などに留意してください。また、土砂災害や浸水害、洪水災害のキキクル(危険度分布)に関しては「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の情報は、9日05時30分頃に発表する予定です。